この間テレビを観ていたら、外灘が写っていて、きれいだな、と思った後
そういえばすぐ近くにあるんだ、ということに思い至り、久しぶりに
行ってみました。
だんだん近づいてくる夜景をバスから見る時はいつもわくわくします。
バスを降りて浦東を見渡せる位置に立つと色々なことを思い出します。
初めて船で大阪から上海に着いた時、まっさきに外灘に向かった時の高揚感。
大連から船で上海に着き、福建へ列車で向かった際、列車のチケットが
なかなか取れなくて大変だったこと。
上海にいる人を訪ねて来た冬の事。
仕事探しで不採用の連絡をもらったときは毎回外灘に来て(ユースホステルが
外灘に近かったので)、よしまたがんばろう、と自分を鼓舞していたこと。
そのときどきで、気持ちも状況も違いますが、節目節目で外灘は私の想いを
受け止めてくれていたように思います。
たくさんの人が私のようにいろんな想いを抱えて外灘に立つんだろうなあ。
たくさんの人のたくさんの思いを呑み込んでますます輝いていく外灘。
外灘があること、それも上海が好きな理由かな。